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MASKS [シンガポール]

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今日は東銀座で香港映画『小さな園の大きな奇跡』の試写の後、新宿K’sCinemaでドキュメンタリー・ドリーム・ショーのプログラムからシンガポールのダニエル・フイ監督『蛇の皮』(2014)を観る。

その後、渋谷のDIESELギャラリーで『MASKS by Kult』@DIESELギャラリーの展示を観た。キュレーションはKult(カルト)というシンガポールのクリエイティブ異能集団で(デザイン事務所とギャラリーを持っている)、今回は「仮面」にまつわる現代アート作品をアジア各国(シンガポール・タイ・インドネシア・フィリピン・台湾・韓国・日本)から集めた内容になっている。

https://www.diesel.co.jp/art/masks/


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7レターズ [シンガポール]




今日は渋谷でSSFF&ASIA最終日のプログラムの中から、シンガポール建国50周年記念オムニバス『セブンレターズ』を。その後、有楽町に移動してフランス映画祭のプログラムからウニー・ルコント監督の新作『めぐり合う日』(7月30日公開)を観てきた。

『7レターズ』(2015)

シンガポールという都市はかつて映画の都だった、という視点で語るエリック・クー作品から始まり、自分をかばってくれた少女に10元を返しそびれるという少年時代の切ない思い出を描くジャック・ネオ作品、HDBを舞台に言葉の通じない孤独な中華少年とマレー老女が「ブンガ・サヤン」で交流するロイストン・タン作品などが特に印象に残る。
軽い認知症を煩う初老のマレー人が、かつて愛し合っていた女性を捜しにいくというブー・ジュンフェン作は、きっとマレーシアとシンガが袂を分かった歴史をドラマに落とし込んでいる。英国軍撤退の日、英国へ移住かここに留まるかで悶着するインド系一家の緊張感あるドラマも興味深かった。


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Sintok 2012 [シンガポール]





 Sintok2012 シンガポール映画祭 @シネマート六本木
5/12(土)〜5/20(日) 終了
http://www.sintok.org/


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ザイ・クーニン [シンガポール]



Tom Waits For Nobody-
Zai Kuning playing classical guitar with leslie low , koichi Shimizu, Yuen Chee Wai.






大友良英がオーガナイズする『アジアン・ミーティング・フェスティバル2009』が、10月23日(金)〜25日(日)、浅草のアサヒ・アートスクウェアで開催されるようです。
http://www.p3.org/aas/

去年の「vol.2」は忙しさにかまけて、スルー状態でしたが、今回は、あのオブザバトリー(the observatory)のレスリー・ローとヴィヴィアン・ワン、そして今回取り上げるザイ・クーニンのシンガポール勢が参加するみたいです。立て込んでるけど、なんとか行きたいなあ。


wonderfultown.jpg
『Melancholy of a flowering plant』(2007)
Zai Kuning & Koichi Shimizu

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シンガポール・ガガ [シンガポール]






sintokで最後に観た2プログラムはいずれも女性監督の作品。それまで、華人中心でHDBが舞台の物語が多かったですが、こちらは多民族社会の部分や、観光客に馴染みの風景が出て来て、バラエティに富んでいる感じだった。

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エリック・クー [シンガポール]


『Mee Pok Man』(1995)film by Eric Khoo



エリック・クーの作品には必ずといっていいほど「死者」が出てくる。中国風に言えば「鬼」(=幽霊)(グイ)である。(そういえば、「中元節」の別名は「鬼節」という。)

これは中国怪異小説の影響なのか、あるいは、シンガポールの潔癖指向や管理社会の下にある「生」の実感の希薄な現代人に「メメント・モリ」と言っているのか。高度な都市化は「死」を隠蔽してしまう傾向にあるという。『シンガポール・ドリーム』(2006・コリン・ゴー&ウー・イェンイェン監督)では、HDB公共住宅のエレベーターの中に小便をする人が多く、社会問題化しているという話だったが、それは潔癖志向に対する、人間の自然な抵抗反応であるような気もする。

エリック・クーの映画の多くの登場人物は、社会の最底辺で生きている人々だったり、絶望している人たちである。今回見た3作品に共通したルールがあるとすれば、死の淵に生きてる登場人物には、たいてい「鬼」(=幽霊)が寄り添っているのである。

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SINTOK [シンガポール]

kayajam.JPG
Kaya jam, made in Singapore.



「Sintok シンガポール映画祭」開催中。(9/5~13@シネマート六本木)
公式サイト:http://www.sintok.org/



かつてシンガポールは映画の都だった。
1937年、邵仁枚と邵逸夫が「邵氏兄弟(ショウ・ブラザーズ)」を設立し、上海やインドから映画監督を招き、マレー語映画の製作・配給をはじめた。途中、日本占領期をはさみ、65年のシンガポール独立あたりまで、たくさんの映画が作られた。ライバル会社のキャセイと競合して、50〜60年代に、マレー語映画は黄金期を迎えたのだった。(59年に邵氏兄弟は本拠地を香港に移す)その辺りのことは、松岡環さんの名著であり、アジア映画の定番本である『アジア・映画の都 香港〜インド・ムービーロード』(めこん)を参照されたい。



シンガポール独立後、一時はまったく制作されなかったシンガポール映画が、近年、盛り上がりをみせているという。僕にとって、シンガポール映画は優先順位からするとどうしても後回しになってしまい、結構見逃している作品が多いので、こういう企画は本当にありがたい。東京国際映画祭のティーチ・インでおなじみの松下由美さんが企画しているので、会場の雰囲気、ホスピタリティーは折り紙付きである。

今のところ、 2/3ほど観ていますが、作品の大半が国民の8割が住むという公共住宅「HDBフラット」を舞台にしている。(公共住宅に8割が住むんなて、社会主義国みたいだ)華人特有の濃厚な家族関係、現代人の孤独、また、グローバル経済の最前線に立つシンガポール国民の凄まじいまでの競争意識、絶望的な閉塞感も皆間観られる。あの美しく刈り込まれた芝生とゴミ一つ落ちていない道路の裏側に、マーライオンやラッフルズホテルの白さとは対照的な闇があるのですね。





『私のマジック』『一緒にいて』など、評価の高いエリック・クー監督作品については別枠で書くとして、エリック・クーがプロデュースした若手三羽烏(古い言い方だ)、ロイストン・タン、ブライアン・ゴソン・タン、ブー・ジュンフェンが、今後シンガポール映画をリードしていきそうですが、中でも異彩を放っていたのがブー・ジュンフェンの短編集だった。

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私のマジック [シンガポール]

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Bosco Francis @ 21th TIFF 2008



昨年の東京国際映画祭にて、ボスコ・フランシスさんの写真。
せっかくポーズをとってくれたのに、カメラの調子が悪くて決定的瞬間を逃し、横顔になってしまった。エリック・クー監督作品の秀作『私のマジック』で主演を演じた人で、本業はマジシャン。ティーチインでは財布から炎があがるマジックを披露し、会場を湧かせていた。

映画は、過去に妻を失い、酒に溺れていたマジシャンが、生活のため、息子のために再び危険な舞台にあがり、再起をかけるという物語。マジシャンといっても、ポール・モーリアの音楽がBGMに流れるような代物ではなくて、電球を食べたり、剃刀を食べたり、皮膚に串を刺したり、びっくり人間大集合系の曲芸に近いもの。(子供の頃、土井まさるのTVジョッキーを見ていたら、蛍光灯を食べる人が出ていて、豆腐みたいな味がすると言っていたのを思い出した)
マジシャンは、さらに金を稼ぐために、中華系のヤクザ風と契約をし、サディステックな暴力を全身で受ける人間サンドバッグ?的な仕事を引き受ける。痛々しい残虐なシーンに何度も画面から顔を背けてしまう。それをSMプレイといっていいものなのか疑問だが、中華系に虐げられ、抑圧されるインド系・タミル人のおかれた政治的な状況を仄めかしているのだろう想像した。




アニルの亡霊

アニルの亡霊

  • 作者: マイケル オンダーチェ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/10/31
  • メディア: 単行本



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歌台 [シンガポール]

『881』film by Royston Tan


暑中お見舞い申し上げます。

お盆の季節ですが、中華圏でも同じように「盂蘭盆会」「中元節」があるそうで、先祖に供え物をしたり、墓参りにいったり、天国で使う馬蹄銀(昔のお金ですね)の形をした錫箔の紙幣を焼く習慣があるそうです。
特にシンガポールではこの時期、「中元会」という市民主導のイベントがあり、市民がステージで出し物をする『歌台』や縁起物を競売にかける『福物競売』というものがあるようです。

http://www.asiabusiness.com.sg/parti/Mandr/Back200609.html

『4;30』という映画で記憶に新しいロイストン・タン監督の最新作『881』はその『歌台』をモチーフにした映画のようです。楽しそうです。
東京国際映画祭あたりでお目にかかれるのでしょうか。(劇場公開されました)

ロイストン・タン監督ブログ:
http://royston-tan.blogspot.com/


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