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乱世備忘  [香港特区]




『乱世備忘 僕らの雨傘運動』

2014年9月26日、香港の中高校生・大学生を中心に始まった雨傘運動。その動向を心配しながらSNSを注視していた人も多いことだろう。この映画は当時27歳の陳梓桓(チャン・ジーウン)監督がある若者グループとともに活動した雨傘運動の記録である。
                  
話題になった黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、周庭(アグネス・チョウ)ら中高生による組織「学民思潮」のリーダーシップにも驚かされるが、旺角(モンコック)に陣取り集まった普通の大学生たちも、それぞれ自分たちの意見とヴィジョンをしっかり持っている様子。物資の調達から後輩たちへの講義まで、手慣れた様子で事を進め、語り合い、助け合っている。どちらかというと学園祭のノリもあるが、長期戦を見込んで力の加減を計算してるかのような印象も受ける。

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香港・日本インディペンデント映画祭 [香港特区]

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「日本・香港インディペンデント映画祭」@テアトル新宿 4/15~21

マレーシア出身で『新世界の夜明け』や『マジック・ロス』で知られるリム・カーワイ監督は、最近では香港のプロダクションで長編を撮って中国本土で公開されたようですが、そんな香港と日本をよく知る監督が日本/香港のインディペンデント映画を両地域で紹介するプログラム。2本立てというのも画期的だ。

『乱世備忘』(のちに試写で鑑賞)は、すでにけっこうな数の雨傘運動のドキュメンタリー番組を見ていたので、パスしてしまった。(地上波ではなく、BSでよくやっていたのです)香港インディペンデントの旗手といわれるヴィンセント・チュイ監督『憂いを帯びた人』『狭き門から入れ』(DVD購入)も、見逃してしまったが、スケジュールの最終日に監督の興味深いトークが聴けた。個人的には未見の日本映画にも驚かされた。

また、大陸から亡命生活を送っていた応亮監督の短編はもう一つの視点を示していて重要だと思った。その作品を生ぬるいと言ってるツイッターを見かけたが、本当に何もわかってないなあ、と呆れる。だから、自分は安易に雨傘マークをつけられない。



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十年 [香港特区]


十年 [DVD]

十年 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: DVD




Tama Cinema Forum映画祭のプログラムの中から、近未来の香港を描くオムニバス映画『十年 /Ten Years』+福島香織さんのトークを。97年〜雨傘運動までの通史と近年の動向、香港人のアイデンティは「法治」にあるという話が興味深かった。

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香港之夜 [香港特区]

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『一年遅れの生誕百年・千葉泰樹』@神保町シアターのプログラムの中から
”香港の真珠”といわれた今は亡き女優・尤敏(ユーミン)主演の2本を観た。



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判事ディー [香港特区]


王朝の陰謀  判事ディーと人体発火怪奇事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray




『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』ツイ・ハーク監督

紀元689年、唐王朝時代。洛陽の都では天にも届く巨大な仏塔「通天仏」の建立が進んでいた。その完成は即天武后(カリーナ・ラウ)が中国初の女帝の座に就くことを意味していた。しかし、完成を目前に、政権の重要人物の身体が突然発火し、死に至るという不可解な事件が続発する。反逆者の仕業とみた武后は、彼女を非難したかどで投獄されていたディー判事(アンディ・ラウ)を呼び寄せ、怪事件の謎を解くよう命じるのだった。

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制水歌 [香港特区]





残暑御見舞い。

冒頭、作曲が許冠傑 (サミュエル・ホイ)となっていますが、ポール・サイモンの間違いですね。(名曲『母と子の絆』のカバー)
動画は水浴びをするサム・ホイの姿が涼しげにも見えますが、暑くて大変だ、という内容ではなく、その昔、香港ではすさまじい給水制限があったようで、その不便さを嘆いた歌のようです。
サミュエル・ホイはMr.BOOシリーズでしかよく知らないのですが、「歌神」といわれていたそうですね。

http://www.chiculture.net/0217/html/c17/1205c17.html


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Freeplay [香港特区]

freeplay.jpgFreeplay(2004)
Chet Lam on The Pancakes with Ketchup


ふと、The PancakesことDEEJAYさんのHPを覗いてみたら、なんと、6月27日(土)に神戸のイベントに出演するようです。お近くの人はぜひ。

上はThe Pancakesと林一峰(チェット・ラム)そしてKechupの三人による、ギターポップファンには名盤の誉れ高い(?)『Freeplay』(2004)というアルバム。それぞれのオリジナル曲を、ほかのメンバーがカバーするという手法をとっている。堀江淳みたいな声を出すチェットラムの歌う彼女の佳曲「Martin」、二人で歌う「Arcturus」がいいです。


. the pancakes in kobe, japan
@Miniskirt Pop Party Vol. 3

date: 27.6.2009, saturday
time: open: 6:30pm / start: 7:00pm
adv: 1700yen (+ drink) / door: 1900yen (+ drink)
venue: Helluva Lounge
Lamoule Tor Bldg. B1 3-1-18, Shimoyamate-dori, Chuo-ku, Kobe

other bands: Eel (from Osaka),
Delfloria (from Osaka)
Miniskirt (from Germany, Japan)
Secret band from Spaghetti Vabune! (from Kobe)


chet lam on the pancakes - martin

the pancakes HP: http://www.thepancakes.com/

関連記事:
http://e-train.blog.so-net.ne.jp/2006-03-11
http://e-train.blog.so-net.ne.jp/2005-08-31
http://e-train.blog.so-net.ne.jp/2007-07-01


ケチャップ [香港特区]

Ketchup - Sometimes I Lost My Mind
(以前のリンクが切れていたので、この曲を。本当は" Where is love"を貼り付けたかった)

香港が中国に返還されて10年。早いもんですね。

*

孤高のソングライターKenによる一人ユニット"Ketchup"の音楽には、ビートルズやキンクス、あるいはドノバンなどのソングライター、そして数多の消えて行ったインディーバンドを含む英国音楽の伝統と歴史を感じずにはいられません。(上の映像の曲だけ聴くと誤解を生んでしまいそうですが。)彼のような音楽ががなぜ英国植民地下ではなく、中国返還後にようやく登場したのか。確たる理由を見出せずにいます。

実質ファーストアルバムの『Sweet- Smelling』のライナーには“This is demo"の但し書きがありますが、これがデモ?という感じのクオリティーの高さがあります。その後発表された4枚のアルバムも同じような肩肘の張らない自然なスタンスで制作されています。こういう手作り感が彼の卓越したメロディーと相まって独特の世界観を生み出しているように思います。

 二作目『Village Man』には、あのBathing ApeのNigoがドラムを叩いていたり、(Tシャツとボックスセットが日本でも売られたようですが)俳優のサム・リーが参加していたりする曲があり、交友関係の広さを伺わせます。
 賛否両論だったエリック・コットの監督作品『ドラゴン・ヒート』(1999)のサントラに2曲インスト曲を提供した時がデビューになるのでしょうか。Kenはエリック・コットの事務所Double Xのグラフィック・デザイナーだったようです。

増殖しつづけるビルがまるで蟻塚のようにみえる香港。また道行くたびにすれ違う大陸人を見るにつけ中国に飲み込まれつつあることを実感する香港。Ketchup の曲にはそういった香港らしさは微塵もありません。どちらかというと都市というよりは自然溢れる田舎町、あるいは寂れてしまった地方都市が似合います。(香港というよりはむしろマカオかな)。
彼が育ったというベッドタウンの新界(New Teritory)は、かつて自然で溢れていたそうなので、その時のイメージが彼にこういった曲を作らせるのかもしれません。

http://www.iamketchup.com/
http://musvie.tripod.com/music/interview/ketchup/ketchup.html


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香港特別芸術区案内 [香港特区]

http://www.chikasha.com/hk/

「香港芸術特別区」のウェブサイトがちょっと前にリニューアルされた。

4月の終わりに香港を訪れた時は、不遇が重なり、アニエスbギャラリーが移転中だったり、香港アートセンターでは日本の「グルーヴィジョンズ」の展示だったり(これはこれで良かったのだけれど、リップスライムやコーネリアスのPVを延々と観させられた。苦笑)、とても香港のアートシーンを堪能したとはいえなかった。
でもこのサイトは、そんな失敗の痛手をやさしく緩和してくれそうだ。生の情報、アーティスト・ギャラリーは必見かもしれない。


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Mr.Raindrop [香港特区]

TURN IT UP!(初回生産限定盤)(DVD付)

TURN IT UP!(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: アンプリファイド
  • 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
  • 発売日: 2006/08/02
  • メディア: CD



以前『銀魂』というレトロフューチャー大江戸(?)を舞台にした人気マンガのTVアニメをたまたま見ていたら、エンディングにやけに耳障りのいいネイティヴ感溢れる英語の曲が流れて来た。グリーン・デイ、ティーンエイジ、エッグストーンのような荒いギターのリフと美メロ。アメリカのバンドすら日本のアニメとタイアップか、なんてその時は思ったのだが、今日ラジオから再びこの『Mr.Raindrop』という曲が流れて来たので、誰の曲?ってことですかざす検索。

Amplified。アンプリファイド。香港出身のバンドでメンバーは全員15歳・・・・。

絶句。
クリス(Vo&G / イギリス国籍)、テレンス(Vo&B / カナダ国籍)、カイ(Dr / シンガポール国籍)の3人が香港のインターナショナルスクールで知り合い、13才でバンドを結成。ソニー系のインターナショナルオーディションにデモを送ったのがきっかけ。すでに30曲の持ち歌がある。高校進学のため、3人そろって実家を離れ、アメリカの東海岸の名門校「セント・ポールズ・ハイ」に通学する予定とか。中国語と英語をネイティヴに操る上、ジャニーズ・ジュニアみたいなルックス。アジアのマーケット、将来性は抜群か。


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