インディアン・シネマ・ウィーク [インド・南アジア]
昨日はキネカ大森で「インディアン・シネマ・ウィーク2018」のプログラムから『同意』(Raazi)とマニ・ラトナム監督『吹き渡る風に』を観て来た。『ドゥルガー〜女神の闘い』は英語版ですでに視聴しているが、そのメモ。
イスラーム映画祭2 [インド・南アジア]
「イスラーム映画祭2」1/14-20 @ユーロスペース
「イスラーム映画祭2」のプログラムの中から以前から観たかった作品、バングラデシュの『泥の鳥』(02)とグル・ダットの『十四夜の月』(60)、タイのユッタナー監督『蝶と花』('85)を観て来た。
イスラームという切り口で、この時代に集客ができるのだろうか?という心配をよそに、僕が伺った回はほぼ満席で熱気にあふれていた。
ラインナップの中で『改宗』(2008年 バーヌ・アリー、コン・リッディー監督)だけははDDSで既に観ていた。過去に上映されたものが多いが、見逃してる人も多いし、選りすぐられている作品ばかりなので、こういう特集はありがたい。
『マリアの息子』(1999年イラン)や、スーフィズムを扱った『バーバ・アジーズ』(2004年チュニジア)も観たかったのだが、今回は見送る。
ソング・オブ・ラホール [インド・南アジア]
- アーティスト: ザ・サッチャル・アンサンブル,マイケル・レオンハート,マイケル・レオンハート,ファイズ・アハマド・ファイズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: CD
『ソング・オブ・ラホール』
「ロリウッド」と呼ばれるパキスタン映画産業の中心地ラホール。数々の映画が作られるとともに、伝統音楽を使った映画音楽も数多く作られた。しかし、1970年代後半に始まるイスラーム化の波、90年代に台頭してきたタリバーンによる歌舞音曲の禁止によって映画界は衰退。音楽家たちはウェイターやリクシャ運転手に転職を余儀なくされる。そんな中、細々と活動を続けていた音楽家たちが伝統音楽再生のために立ち上がった。イギリスで成功した実業家イッザト・マジードが私財を投じて音楽スタジオを作ったのがきっかけだった。スタジオは完成し、集った音楽家たちはサッチャル・ジャズ・アンサンブルを結成した。
シーズン・オブ・レイ [インド・南アジア]
女神は二度微笑む [インド・南アジア]
スタンリーのお弁当箱 [インド・南アジア]
ある都市の物語 [インド・南アジア]
Mask 2012, Mask - in between 2011 / Snehasis Maiaity
『Urban Narratives - ある都市の物語』@エスパス・ルイヴィトン
1月26日(土)- 5月6日(月)
コルカタで活動する4名のアーティストによる展示。
キュレーションは美術史家ナナク・ガングリ。
Om Shanti Om [インド・南アジア]
1977 年、ボンベイ。スターを目指している脇役俳優オーム(シャー・ルク・カーン)は、有名女優シャンティ(ディーピカー・パドゥコーン)に恋心を抱いている。所詮は高嶺の花の遠い存在だったが、ある映画のロケで仲良くなり、急接近。ところが、実はシャンティは敏腕プロデューサー・ムシュケーシュ(アルジュン・ラームパール)と結婚していて、妊娠していることを偶然オームは聴いてしまう。さらに、ムシュケーシュが、彼女の妊娠を疎ましく思っていることも。
ある日、ムシュケーシュから進行中の映画のセットに呼び出されたシャンティは、そのセットに閉じ込められ火を放たれてしまう。心配で跡をつけて来たオームは、彼女を助け出そうと奮闘するが二人は絶命してしまう・・・。それから30年の時が過ぎ、インド映画界に一人のスターが君臨していた。その名はオームと言った。
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ダヤニータ・シン [インド・南アジア]
『ダヤニータ・シン展 ある写真家の冒険』@資生堂ギャラリー(銀座)
インドの女流写真家ダヤニータ・シンの日本初個展を観て来た。
彼女の処女写真集は、あのタブラ奏者を撮った『ザキール・フセイン』('86)だという。そして日本版も出ている『インド 第三の性を生きる―素顔のモナ・アハメド』('01)という作品集は、モナという名前のヒジュラ(ユーニック)の生活を13年間追ったもの。この経歴だけでも強烈な印象をもってしまうのだけど、今回の展示は確固たる被写体はない。もしあるとすれば、写真の背後にいる作家自身、ということになりそうだ。旅、彷徨、記憶の断片、そんなキーワードが浮かんで来る作品が並べてあった。