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7レターズ [シンガポール]




今日は渋谷でSSFF&ASIA最終日のプログラムの中から、シンガポール建国50周年記念オムニバス『セブンレターズ』を。その後、有楽町に移動してフランス映画祭のプログラムからウニー・ルコント監督の新作『めぐり合う日』(7月30日公開)を観てきた。

『7レターズ』(2015)

シンガポールという都市はかつて映画の都だった、という視点で語るエリック・クー作品から始まり、自分をかばってくれた少女に10元を返しそびれるという少年時代の切ない思い出を描くジャック・ネオ作品、HDBを舞台に言葉の通じない孤独な中華少年とマレー老女が「ブンガ・サヤン」で交流するロイストン・タン作品などが特に印象に残る。
軽い認知症を煩う初老のマレー人が、かつて愛し合っていた女性を捜しにいくというブー・ジュンフェン作は、きっとマレーシアとシンガが袂を分かった歴史をドラマに落とし込んでいる。英国軍撤退の日、英国へ移住かここに留まるかで悶着するインド系一家の緊張感あるドラマも興味深かった。


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