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マレーシア映画ウィーク [マレーシア]

MFW-Flyer.jpg


公式サイト:http://odd-pictures.asia/mfw/

4月11日(土)~19日(日)、今夏閉館が決まっているシネマート六本木にて『マレーシア映画ウィーク』が開催される。(終了)

ヤスミン・アフマド監督の名作・傑作群『細い目』(04)をはじめとする「オーキッド・シリーズ」『タレンタイム』(’09)『ムアラフ改心』(’08) を中心に、『rain dogs』(06)のホー・ユーハン監督『心の魔』(‘09)、ジェイムズ・リー監督『黒夜行路』(‘09) など過去に評判となった作品や、ピート・テオが企画した15人の監督による短編集『15Malaysia』('09)など、近年新しい動きをみせるインディペンデント作品も上映。

個人的に目玉だと思ってるのが『タイガー・ファクトリー』('10)で注目されたウー・ミンジン監督の最新作『盗人の第二の人生』('14) 。こちらはジャパン・プレミアだ。昨年の東京国際映画祭でも大評判になった『破裂するドリアンの河の記憶』('14) のエドモンド・ヨウ監督とはプロデユーサーと監督を補完し合うコンビ(greenlight pictures)を組んでいて、この二人の関わる作品は今後も要注目だと思う。

そのほか、「マレーシアごはんの会」の古川音さんによる食文化に焦点をあてた「マレーシア文化講座」(おみやげ付き)を含む、全14プログラムがラインナップされている。オーキッドを演じたシャリファ・アマニ(彼女の監督作も上映)&ジェイソン役のン・チューセンほかゲストも多数来日するようだ。


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鑑賞メモ


●『盗人の第二の人生』

村長の陳は、妻がライと駆け落ち同然で失踪したことを知る。英国から戻ったライの娘と再会し打ち解けると、30年に渡る3人の複雑な関係が明らかに。ある意味二部構成で、その語り口に幻惑される。『水辺の物語』をさらに深化させたような、『黒眼圏』に通じる政治的隠喩も。
エドモンド・ヨウ監督『破裂するドリアンの河の記憶』二度目を見たが、やっぱり素晴らしい。主人公ミンと映画館の会話をする女が『盗人の第二の人生』の登場人物ライの娘サンディだったことに気づく。二つは『タイガーファクトリー』と『インハレーション』のような関係なのだろうか?


●『ノヴァ〜UFOを探して』

負け犬系監督がSFア―ト映画を撮るため高校時代の同級生を集め車で旅へ。ゆるい笑い満載だが青春譚として後味いい。マレー系映画へのオマージュの側面もあり『Bunohan』のデイン・サイード監督(主演はデーン役の人)、マーマット・カリド監督らがカメオ出演。

QAに登壇したハッサン・ムタリブ氏とその著書についての英文記事。
「Hassan Muthalib’s ‘Malaysian Cinema in a Bottle’」 http://on.wsj.com/1f3ZU3a

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