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ある都市の物語 [インド・南アジア]

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Mask 2012, Mask - in between 2011 / Snehasis Maiaity



『Urban Narratives - ある都市の物語』@エスパス・ルイヴィトン
1月26日(土)- 5月6日(月)

コルカタで活動する4名のアーティストによる展示。
キュレーションは美術史家ナナク・ガングリ。

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Anna-Silent voice 2012 /Sinehasis Maity
『アンナ- 無言の声』スネハシス・マイティ

タイトルの「アンナ」とは社会活動家アンナ・ハザレのこと。政治汚職に抗議して73才にして断食を行った姿が、ガンジーと重ねられて語られることが多い人物。積み上げられた新聞紙は数多の社会問題を表してるのだろう。
同じ作家の『マスク』は環境問題に対するアイロニー。確かにコルカタはじめ、インドの大都市の空気の悪さは絶望的だ。マスクをしたまま花の匂いを嗅ぐ『マスク-媒介』。(上の写真)


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『無題』アディプ・ダッタ

大きなヘアクリップが化石に見える。


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Untitled 2012 /Adip Dutta
『無題』アディプ・ダッタ

ステンレス・ワイヤーで編まれたパンツ。


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Untitled 2012 /Adip Dutta
『無題』アディプ・ダッタ

日常の周りにあるもの。


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Urban Landscape 2012/ Sekhar Roy
『都市の風景』セカール・ロイ

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Skyline 2012/ Sekhar Roy
『スカイライン』セカール・ロイ

コルカタに林立するビル群。青いライトがあたっている部分は20%の富裕層を、黄色いライトがあったる部分は80%の貧困層を表してる。

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Rather Protecting Dream 2012 Piyali Sadhukahn
『むしろ夢を保護している』ピヤリ・サドゥカーン

インド社会で多発するレイプ事件、女児胎児殺害事件。大きな抑圧にさらされる女性たち。一見グロテスクにみえる皮膚の模様は、ナカーブとかベールのようなもので、彼女たちをカモフラージュし、保護している。(インド女性がオシャレで皮膚に描くヘナの模様も連想するが・・・)

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