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霧 [マレーシア]

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日本ーマレーシア友好年記念
『ヤスミン・アハマドとマレーシア映画新潮』開催中。
(7/31~8/4@アテネ・フランセ文化センター)

ホー・ユーハン監督の『Rain dogs/太陽雨』が劇場公開されることになったようだが、マレーシア映画のロードショー公開はもしかして戦後初のことになるのだろうか??
ホー監督の日本初公開となる『霧』(Sanctuary)(2004年)を観るために、炎天下、水道橋の坂を上ってアテネ・フランセへ。

若い男女を中心に話は進む。
男は失業中で、プールバーで過ごしたりしている。女はオフィス(コピー屋?)でコピーをとり、綴じて本にするルーティーンワーク。体調が優れないようでクスリを飲んでいる。二人はある老人ホームらしき施設で暮らす老人と何らかの関係がある。そのうち、若い男の父親がモールから身を投げて死んだという事実がわかってくる・・・。
登場人物を克明に追ったシーンの断片。彼らの関係性を把握するのは、なかなか難しい作業だが、そのジグソーパズルのピースが埋まっていくにつれ、彼らの関係性が判り、全容がわかってくる。
これ以上ストーリーを書くと、映画の要に触れてしまうので、やめておく。タイトルの『霧』あるいはSanctuary の意味とは何だろう?と見終わった後考えつつ、フレディ・M・ムーラーの代表作を思い出した。

ホー監督の長編一作目の『ミン』という作品は、マレー人家族に育てられた中国人の女の子の話なのだそうだが、『Rain dogs』といい、今回観たこの『霧』といい、テーマに一貫性が見られるように思う。短編もいくつか撮っているようなので、そのうち単独で特集を組んでほしいと切に願わずにはいられない。

関連記事:http://e-train.blog.so-net.ne.jp/2006-10-28
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