グル・ダット [インド・南アジア]
Jaane kya tune kahi - pyaasa (1957) film by Guru Dutt
先日のインド旅行でグル・ダットの3枚組DVDセットを買ってきたのですが、なんと日本版が先月発売されていました。タイミング悪い。日本語字幕、解説つきの方がやはりいいでしょう。
先日のインド旅行でグル・ダットの3枚組DVDセットを買ってきたのですが、なんと日本版が先月発売されていました。タイミング悪い。日本語字幕、解説つきの方がやはりいいでしょう。
グル・ダット映画は作品もさることながら、スキャンダラスな実生活も興味深いです。
女優ワヒーダ・ラフマーンと妻で吹き替え歌手のギーター・ダットとの三角関係(不倫相手の女優の歌声を妻が吹き込んでいたり・・・)、そして監督の早すぎる死。自伝的要素の強い作品には説得力があり、モノクロの映像が、美しさとともに寂寥感を醸しだしています。
代表作『渇き』という作品は、売れない詩人と娼婦との恋物語でとても印象深い作品です。現代のボリウッド映画の薄くて長すぎる物語とくどいダンスシーンに辟易してしまう私ですが、この映画は何度見ても飽きる事がありません。詩人という設定が歌(=詩)を不自然にしないためかもしれません。
解説をされている次良丸(じろまる)章さんのページ。
http://homepage3.nifty.com/jiromaru/index.html
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