2003年度映画ベストテン [映画ベストテン]
「旅シネ」に寄稿した2003年度映画ベストテンです。
1 息子のまなざし( ジャン=ピエール・ダルデンヌ、 リュック・ダルデンヌ監督/ベルギー)
映像、映画の持つ力を再認識した。創作とは何か、を教えてくれる。
2 散歩する惑星(ロイ・アンダーソン監督/スウェーデン)
腹をかかえて笑いっぱなしだった。なのに映像表現も独特。こんな映画みたことない。
3 ブリスフリー・ユアーズ+アピチャートポン・ウィラーセタクン短編集(タイ)
タイ王国の誇る孤高の映像作家。どの作品もそのアイデアと映像表現に圧倒されっぱなし。『ブリスフリ~』はミャンマ-人不法労働者の不安 と憩いのひとときを 大胆な性描写を織り混ぜながら表現している。
4 さらば、龍門客桟(ツァイ・ミンリャン蔡明亮監督/台湾)
ツァイ監督の映画への熱いオマージュ。古い名画座が骨董品のように美しく浮かびあがる。
5 藍色夏恋(イー・ツーイェン易智言監督/台湾)
近年まれにみる青春映画の傑作。
6 シティ・オブ・ゴッド(フェルナンド・メイレレス、 カチア・ルンヂ監督/ブラジル)
すぐれた伝記映画にしてギャング映画。特にディスコのシーンが圧巻。『黒いオルフェ』を思い出した。
7 きらめきの季節 美麗時光(チャン・ツォーチ張作驥監督/台湾)
映画テクニックにただならぬものを感じた。そして切ない青春映画。こういうのに弱い。
8 戦場のフォトグラファー 〜ジェームズ・ナクトウェイの世界(クリスチャン・フレイ監督/アメリカ)
ドキュメンタリー映画の善し悪しは対象物の魅力によって左右されると思う。彼の写真と信念にシビれた。
9 吠える犬は噛まない(ポン・ジュノ監督/韓国)
韓国映画界の底なし沼のような才能。その一部。
10 青の稲妻(ジャ・ジャンクー賈樟柯監督/中国)
キャスティングの妙やその空気感は以前と変わらないが、全編に色気が出て来た。第五世代の監督たちが迷走する中、中国勢の中では着実な前進を遂げているような気がする。
__________________________________________
11 地獄のホテル(1957)(ラット・ペスタニー監督/タイ)
60年代タイ映画の巨匠ラット・ペスタニー監督の妙技。観て得した気分。
12 ボーリング・フォー・コロンバイン(マイケル・ムーア監督/アメリカ)
アメリカ版『ゆきゆきて神軍』か。監督にはさらにもっと暴れてもらいたい。
13 キル・ビルvol.1(クエンティン・タランティーノ監督/アメリカ)
待ちに待った『お祭り』という感じ。久しぶりに血が騒いだ。
14 hesheit(アニメーション)(ウィシット・ポンニミット監督/タイ)
バンコクッ子に人気のマンガ「hesheit」のアニメバージョン。ノートの隅の落書きが世界を動かす。キュートな中にもトゲがある。
15パンチドランク・ラブ(ポール・トーマス・アンダーソン監督/アメリカ)
ノイズや音響系の音楽のような不思議な映画。『不快指数』全開。!
→2004年度映画ベストテン
●そのほか気になった作品(期待度と実際の落差があって選からもれたもの)
1 英雄(HERO)
2 The eye
3 追憶の殺人
4 アイアンプッシーの大冒険
6 ブラウン・バニー
7 春の惑い
8 ハリウッド・ホンコン
10 グアバの季節
初出「旅シネ」加筆・改題あり
1 息子のまなざし( ジャン=ピエール・ダルデンヌ、 リュック・ダルデンヌ監督/ベルギー)
映像、映画の持つ力を再認識した。創作とは何か、を教えてくれる。
2 散歩する惑星(ロイ・アンダーソン監督/スウェーデン)
腹をかかえて笑いっぱなしだった。なのに映像表現も独特。こんな映画みたことない。
3 ブリスフリー・ユアーズ+アピチャートポン・ウィラーセタクン短編集(タイ)
タイ王国の誇る孤高の映像作家。どの作品もそのアイデアと映像表現に圧倒されっぱなし。『ブリスフリ~』はミャンマ-人不法労働者の不安 と憩いのひとときを 大胆な性描写を織り混ぜながら表現している。
4 さらば、龍門客桟(ツァイ・ミンリャン蔡明亮監督/台湾)
ツァイ監督の映画への熱いオマージュ。古い名画座が骨董品のように美しく浮かびあがる。
5 藍色夏恋(イー・ツーイェン易智言監督/台湾)
近年まれにみる青春映画の傑作。
6 シティ・オブ・ゴッド(フェルナンド・メイレレス、 カチア・ルンヂ監督/ブラジル)
すぐれた伝記映画にしてギャング映画。特にディスコのシーンが圧巻。『黒いオルフェ』を思い出した。
7 きらめきの季節 美麗時光(チャン・ツォーチ張作驥監督/台湾)
映画テクニックにただならぬものを感じた。そして切ない青春映画。こういうのに弱い。
8 戦場のフォトグラファー 〜ジェームズ・ナクトウェイの世界(クリスチャン・フレイ監督/アメリカ)
ドキュメンタリー映画の善し悪しは対象物の魅力によって左右されると思う。彼の写真と信念にシビれた。
9 吠える犬は噛まない(ポン・ジュノ監督/韓国)
韓国映画界の底なし沼のような才能。その一部。
10 青の稲妻(ジャ・ジャンクー賈樟柯監督/中国)
キャスティングの妙やその空気感は以前と変わらないが、全編に色気が出て来た。第五世代の監督たちが迷走する中、中国勢の中では着実な前進を遂げているような気がする。
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11 地獄のホテル(1957)(ラット・ペスタニー監督/タイ)
60年代タイ映画の巨匠ラット・ペスタニー監督の妙技。観て得した気分。
12 ボーリング・フォー・コロンバイン(マイケル・ムーア監督/アメリカ)
アメリカ版『ゆきゆきて神軍』か。監督にはさらにもっと暴れてもらいたい。
13 キル・ビルvol.1(クエンティン・タランティーノ監督/アメリカ)
待ちに待った『お祭り』という感じ。久しぶりに血が騒いだ。
14 hesheit(アニメーション)(ウィシット・ポンニミット監督/タイ)
バンコクッ子に人気のマンガ「hesheit」のアニメバージョン。ノートの隅の落書きが世界を動かす。キュートな中にもトゲがある。
15パンチドランク・ラブ(ポール・トーマス・アンダーソン監督/アメリカ)
ノイズや音響系の音楽のような不思議な映画。『不快指数』全開。!
→2004年度映画ベストテン
●そのほか気になった作品(期待度と実際の落差があって選からもれたもの)
1 英雄(HERO)
2 The eye
3 追憶の殺人
4 アイアンプッシーの大冒険
6 ブラウン・バニー
7 春の惑い
8 ハリウッド・ホンコン
10 グアバの季節
初出「旅シネ」加筆・改題あり
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