あの頃、この時 [台湾]
『あの頃、この時』[那時.此刻(2014) 楊力州(ヤン・リーチョウ)監督
台湾金馬奨50周年記念作品として制作されたドキュメンタリー。
冒頭、1962年に金馬奨が創設された由来が紹介される。蒋介石の誕生日と金門島を共匪から守った功績を記念し、「金門島の媽祖廟」を冠した名前をつけたという。
關錦鵬(スタンリー・クワン)が結構出てコメントしていた。李安(アン・リー)の『推手』と『ロアン・リンユィ 阮玲玉』が同年受賞(1991年)だったのは意外だった。
陳玉勲、陳易智、張作驥を「不発の世代」(ヒットがない)と自虐的に言っているのに苦笑するが、彼らのいない台湾映画は本当に寂しいものになっただろう。実際、いくつかの作品は傑作だ。
桂綸鎂(グイ・ルンメイ)のファンが最後に映画館で出会うというサプライズも含め、中身も濃いがエンタメも忘れていないドキュメンタリーだった。
「台湾巨匠傑作選」@K’s Cinemaで鑑賞。同時に『藍色夏恋』も再見できたので、感慨深かった。
『藍色夏恋 the album』
このCD、映画のサウンドトラック以外に既製曲がまじっていて、しかも肝心のエンディング曲が入っておらず、あまりいい印象はなかったんですが、(それぞれ曲自体は好きなんだけど、サントラには入れてほしくないという理由で)今聴くと当時の記憶がよみがえるようで、なかなか良いです。
ベン・ワットやdogdy、club8の曲に加え、日本からは原田郁子、空気公団、台湾からは陳綺貞、1976が参加している。
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