虹の兵士たち [インドネシア]
Laskar Pelangi/Nidji
国際交流基金の『アジア映画ベストコレクション』(3月18日、ドイツ文化会館)のプログラムで、唯一みることができたのが、『虹の兵士たち』(2008年、リリ・リザ監督)だった。これはその主題歌。マンドリンのイントロ、ハナレグミのボーカル・永積タカシみたいな声質、ゆったりとしたおおらかなメロディが気に入りました。
ベストセラー小説の映画化で本国では大ヒットしたようだ。ジャワ島西部の北方にあるブリトン島。すず採掘と漁業を生業とする人々が暮らす貧しい島らしい。廃校寸前の小学校が舞台で、子供たちのきらきらした演技に全てを持っていかれる。時代設定は1979年。ダンドゥッの王様、ロマ・イラマのポスターや音楽が時代を感じさせてくれる。
中華系の女の子に恋心を抱く男子生徒(物語が彼によって回想されていることが、ラストでわかる)、ラジオをいつも持っているちょっと生意気な生徒や、貧しい漁師の子で数学的才能がずば抜けてる生徒、など10人。やさしい教師たちに見守られながら、皆で壁を乗り越えて行く様を描く。クイズ大会のタイム・リミットが迫る中、漁師の子がワニに通せんぼされるシーンは可笑しかった。「それから十数年後・・・」の終わり方は、好みじゃないけど。
そういえば、観客にインドネシア人が多かったからなのか、会場は熱気に包まれ、笑いが絶えなかった。久しぶりにインドネシアに行きたくなった。
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